「最近髪が薄くなってきたけど、これって病気なの?それとも単なる老化?」年齢を重ねるにつれて誰もが一度は抱く疑問ではないでしょうか。加齢による自然な脱毛とAGAの決定的な違いについて詳しく解説します。実は薄毛には加齢に伴う自然な生理現象としての脱毛と進行性の疾患であるAGAによる脱毛の二種類がありこれらは似て非なるものです。この違いを正しく理解していなければ適切な対策を講じることはできません。加齢による自然な脱毛は細胞の老化によって毛母細胞の分裂速度が遅くなり髪を作る力が全体的に衰えることで起こります。特徴としては特定の部位だけでなく頭髪全体が均一にボリュームダウンし髪一本一本が細くコシがなくなっていく傾向があります。これは白髪が増えたり肌にシワができたりするのと同じ老化現象の一種でありある程度は避けられない自然の摂理です。一方AGAは男性ホルモンと遺伝が関与する疾患であり前頭部(生え際)や頭頂部といった特定の部位が集中的に薄くなるのが最大の特徴です。側頭部や後頭部の髪はフサフサなのに頭のてっぺんだけ地肌が見えている、あるいはM字型に剃り込みが入っていくといったパターンは典型的なAGAの症状です。またAGAの場合ヘアサイクルが乱れて成長期が極端に短くなるため太く長く育つはずの髪が産毛のまま抜け落ちてしまう「軟毛化」が顕著に見られます。つまり全体的にボリュームが減ったけれど抜け毛自体は普通の髪であれば老化の可能性が高く短い産毛のような抜け毛が増えて局所的に薄くなっているならAGAの可能性が高いと判断できます。加齢による薄毛であれば育毛剤や生活習慣の改善で現状維持を目指すのが一般的ですがAGAの場合は進行性であるため医療機関での薬物治療を行わない限り薄毛は止まることなく進行し続けます。「もう年だから」と一括りにして放置するのではなく自分の薄毛のタイプを見極めAGAであれば年齢に関係なく積極的な治療を行うことで髪を守ることができるのです。