薄毛を気にするあまり、毎日念入りにヘアケアをしている。それなのに、一向に改善しないどころか、かえって抜け毛が増えている気がする。その場合、あなたの行っているヘアケアそのものが、薄毛の原因になっている可能性があります。良かれと思ってやっていることが、実は頭皮や髪にダメージを与えている「間違ったヘアケア」の落とし穴について解説します。まず、最も多くの人が陥りがちなのが「シャンプーのしすぎ・洗いすぎ」です。頭皮のベタつきや臭いを気にするあまり、一日に何度もシャンプーをしたり、洗浄力の強い高級アルコール系のシャンプーでゴシゴシと力強く洗ったりしていませんか。この行為は、頭皮を守るために必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまい、頭皮の乾燥を招きます。乾燥した頭皮は、バリア機能が低下し、かえって皮脂を過剰に分泌しようとしたり、フケやかゆみを引き起こしたりする原因となります。シャンプーは一日一回で十分。そして、頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーを選び、爪を立てずに指の腹でマッサージするように優しく洗うのが正解です。逆のパターンとして、「すすぎ残し」も深刻な問題です。シャンプー剤やコンディショナーが頭皮に残っていると、それが毛穴に詰まり、炎症や雑菌繁殖の原因となります。洗う時間の倍くらいの時間をかけて、念入りにすすぐことを心がけましょう。次に、髪を乾かす「ドライヤー」の使い方です。濡れた髪はキューティクルが開いて非常にデリケートな状態です。タオルでゴシゴシと乱暴に拭くのは、髪の表面を傷つけ、切れ毛の原因になります。優しく押さえるように、タオルドライで水分をしっかり取りましょう。そして、自然乾燥は絶対にNGです。濡れたまま放置すると、頭皮で雑菌が繁殖しやすく、臭いやかゆみの原因となります。ドライヤーを使う際は、頭皮から20cm以上離し、同じ場所に熱風を当て続けないように、常にドライヤーを振りながら全体を乾かします。8割程度乾いたら、最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めると、髪にツヤが出ます。正しいヘアケアは、薄毛を治すものではありません。しかし、間違ったヘアケアは、確実に薄毛を悪化させます。まずは、頭皮と髪への「ダメージ」を最小限に抑えること。それが、守りのヘアケアの基本です。
ヘアケアの間違いが薄毛の原因に?シャンプーとドライヤーの落とし穴